超常現象が好き過ぎて、逆に信じられなくなった俺がちょっと通りますよ

記者のつぶやき - スチュワーデスが見える席:ITpro


「奇跡のりんご」という無農薬栽培のりんごが、一年間腐らないという噂はどうよ?それって自然の農薬様物質が活発化してんじゃね?という推測と、後、理系の俺最強(笑)だから、もっと俺みたいに物事を考えろよ!というエントリー。


理系的思考っての前面に出している文脈がちょっと引っかかるけど、概ねでは分かります。


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まぁ、タイトルはある意味の釣りで、正直そんなに超常現象は好きではないです。でも、UFO特番とかムーとか一生懸命読んでいる人よりは好きだと言える自信がある。でも、だからこそあの手の番組は信じられない、というより腹が立つ。


この手の境界科学には『懐疑派』と呼ばれる人たちがいます。否定派でも肯定派でもない、きちんと資料を収集して分析して結論を出す『懐疑派』です。検討をせずに、あるとかないとか言っているレベルにおいては、否定派も肯定派も同じです。


僕の好きな懐疑派、というか擬似科学ウォッチャー人たちの中で、皆神龍太郎という方がいます。理系大卒の人なんですが、元々は凄く超常現象とかの境界科学が好きだったんだそうです。で、否定派の人を俺がやりこめてやろう!と自分で色々調べていくうちに「なんだ、ほとんど嘘じゃん(笑)」となってしまったと。ちなみに、TVメディアには余り露出しない方なんですが、単に呼ばれていないだけです。出ると、完全論破して番組ならないらしいので。


でも、じゃあ、その手の境界科学が嫌いかと言うと、そうではないと思うんですよ。むしろ、好きである。でないとあんだけ精力的に活動できない。それと、気をつけないといけないのは、皆神氏も含めて、この手の懐疑派の人たちは、あくまで『懐疑』的であるだけで、『否定』はしていない。


だから、ある日突然UFOが東京上空に現れたら、むしろ肯定派の人たちを押しのけて嬉々として現場に駆けつけると思います。僕もそうします。単に、現状で信じられるだけの明確な資料や根拠がないだけで、UFOがあったらあったでそれは面白い事だから。


なので、上記の特番に腹が立つってのもそこに立脚するんですよね。もっと徹底的に調べて研究しろよと。否定派をぐうの音も言えない位叩きのめせるだけの資料と根拠を提示しろよ。杜撰過ぎるだろ、と。


奇跡のリンゴにも同じような事が言える。好きだとか凄いと思うのはいい。でも、それがどうやって起こるのかとか、何故凄いのかとか考えようとしないのか?と。そんだけスゲーって思うなら、もっと奇跡のリンゴについて詳しくなろうと思わないのか?と。


その過程で、もしかしたら奇跡のリンゴの奇跡は剥がれ落ちるかもしれない。でも、奇跡を信じて行動した事は消えないし、好きだって思いはなくならないっしょ。


・・・いや、そうでもないかな。まぁいいや。さて、リンゴ食って寝るか。